COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
まだあまり知られていませんが、肺にも生活習慣病があります。主な原因はタバコや加齢です。
気管支の炎症や肺の弾性の低下がおこり、呼吸をするときに酸素を失った空気が肺に残ることによって、酸素の多い新鮮な空気を吸いこむことができず息苦しいといった症状が長期にわたり続く病気です。
具体的な病名には、慢性気管支炎、肺気腫(はいきしゅ)、びまん性汎細気管支炎などといったものがあり、それらの総称がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。
早期診断・早期治療が重要です。
COPDが進行すると呼吸困難になり日常生活に支障をきたすようになります。 しかし、早期に診断を受けて治療を開始すれば、呼吸機能の低下を食い止められ、健康な人と変わらない生活を続けることができます。ですので、少しでも軽症のうちに発見して治療をはじめることが重要なのです。
こんな症状はありませんか?
「風邪でもないのに咳や痰が出る。」「同年代の人に比べて息切れしやすい。」といった症状がある方や、長期にわたり喫煙をしている方は、一度検査を受けられることをおすすめします。 COPDの診断では、自覚症状・喫煙暦などの問診と簡単な肺機能検査を行います。肺機能検査を行うにあたり、食事制限などの特別な準備は必要なく、すぐに検査を受けることができます。
当院では、予約なしでCOPDを診断するための診察や簡単な肺機能検査を受けていただくことができます。お気軽にご相談ください。